手のひらサイズのコンパクトボディに、アメリカCREE社の高照度パワーLEDを搭載。高出力化、高効率化を図ることで、驚異の大光量と照射角を実現しています。
一口に白色LEDと言っても、実際には、光が緑色に偏っていたり、青色に偏っていたりするものがあります。ハンドライトとしてだけではなく、「撮影用途にも使える」をコンセプトに開発されたINONのLEDライトには、自然光に近い色温度と色味のLEDを選りすぐって使用しています。
一般的なハンドライトは、明るい中心光 (ホットスポット) を囲むように、同心円状に暗いリングが広がり、撮影用ライトとして使うと光ムラが写り込んでしまいます。LEシリーズLEDライトは、広いフラット照射の周りに、なだらかなグラデーションの境界が続く、撮影に適した自然な照射パターンを持っています。

ライトヘッドや電池ボックスは、INON水中カメラハウジングやアームなどに用いている、耐海水性に優れたアルミ合金製。金属製ボディでしか成し得ない、高い耐久性と高品位とを両立しています。

電池セット部とスイッチ部を独立させ、回転止めを備えたスイッチを採用。シンプルな構造で故障がなく、確実にON/OFFできることはもちろん、スイッチの緩めすぎが原因で水没するといったことはありません。
電池セット部とスイッチ部のOリングには、INON水中ストロボで実績のある含油式Oリングをダブルで装着。水没のリスクを軽減させるとともに、耐圧水深120m(*)を達成しています。

ライトヘッドと電池ボックスの接点には、接触不良を軽減させる"リン青銅"製の板バネ接点を採用。さらに、「LE700-W」「LE700-S」およびLFシリーズでは、電池ボックス側の電気接点に金メッキを施しています。通常の使用では、基本的に接点のメンテナンスフリーを実現し、信頼性を向上させています。

撮影用ライトとしてのオプションも充実。特に、カメラやビデオに装着する際に必要なライトホルダーは「シングル」「ダブル」、そして4連装の「クアッド」を用意。２連装や4連装時は単純に光量を大きくするだけではなく、各々のライトのON/OFFやフィルターを自在に操ることにより、用途に合わせて光量や照射角をコントロールすることが可能となります。また、デジタルカメラで動画も静止画も撮影する時代に合わせ、INON水中ストロボとLEシリーズLEDライトを一緒にアームに取り付け可能とする「ストロボライトホルダー・LE」も用意しています。