INON 水中マイクロセミ魚眼リレーレンズ【UFL-MR130 EFS60】

■水中マイクロセミ魚眼リレーレンズ UFL-MR130 EFS60

　[生産終了]

キヤノンのAPS-Cサイズ用レンズ「EF-S60mm F2.8マクロUSM」専用に光学設計された、リレー (中継) レンズを含む、水中専用の極小セミ魚眼コンバージョンレンズ｡
本製品が取付可能な専用ポート「MRS60ポートII」の前面にねじ込むだけで、EF-S60mmマクロレンズが、超広角/極細セミ魚眼レンズとしてご使用頂けます。

絞りによる画質の変化を公開

■製品仕様

製品名	UFL-MR130 EFS60
対応ポート	イノン MRS60ポートII
外径/全長	Ф63.5mm / 312mm
重量 (陸上)	500g
実用耐水深	75m
本体材質 /表面処理	耐食アルミ合金 /硬質黒アルマイト/内面無反射塗装
硝材/表面処理	光学ガラス/両面コーティング
レンズ構成	11群14枚
最大入射画角	130.172°（水中）

超広角(水中画角130.172°)極小レンズ

対物側のレンズ径は極小φ24mmでありながら、水中画角は130.172°と超広角。口径の大きな通常のフィッシュアイレンズでは表現できない水中世界を、表現できます。

ピントはレンズ前0cmから

広い画角を確保しつつ、レンズ前0cmからピントを合わせることができるので、小さな生物を画面一杯に写すと同時に、背景の水中景観も撮ることが可能です。

より接近して撮影出来る

中間部位にリレーレンズを設けることにより、製品全長を長くしています。普段は逃げてしまう神経質な生物も、より接近して撮影できます。

光学ガラスレンズ11群14枚構成

キヤノン「EF-S60mm F2.8マクロUSM」レンズ / イノン「X-2」ハウジングシステム専用に一から新規設計を行うことで各収差を良好に抑え、水中撮影用途の超広角/極小セミ魚眼コンバージョンレンズとして抜群の性能を誇ります。
11群14枚のレンズ構成中、空気に触れるすべてのレンズ面に減反射マルチコートを行うことはもちろん、鏡筒内面への無反射塗装などで、迷光などを最小限に抑えています。

ハウジングへの取付

「UFL-MR130 EFS60」は、MRS60ポートIIの前面にねじ込むだけの簡単セッティング。面倒な位置合わせなどは必要ありません。
ポートとの防水箇所はダブルオーリングなので、水没リスクを最小限に抑えています。

*ご購入にあたっての注意事項*
本製品は、通常のレンズとは異なる撮影手法が必要となり、撮影可能な被写体が限られる、特殊なコンバージョンレンズです。
下記注意事項を事前に充分ご理解の上、ご購入下さいます様、お願い申し上げます。

本製品の取り付けには、専用のハウジングポート「MRS60ポートII」が必要となります。本製品の開発にあたり、「X-2」ハウジングを含め、それぞれのレンズ間距離や中心を、厳密に管理しています。カメラマウント面と本製品との距離が弊社規格ではない、または中心がズレている、他社製ハウジングでは使用できません。本製品は、「X-2」ハウジング専用のコンバージョンレンズとなります。

本製品の光学的な特性上、S-TTLオート調光は効きません(オーバーになる)。外部ストロボをご使用の際は、ストロボ自身が調光を行う“外部オート調光”または“マニュアル発光”をご使用下さい。

レンズ前0cmからピント合わせが可能という、本製品の光学的な特性上、カメラの絞りを絞って撮影する必要があります。（推奨絞り:F13～F32）露出不足の場合にはISO感度を上げ、これを補って下さい。絞りを開放側にすると、周辺収差が顕著に現れます。

セミ魚眼コンバージョンレンズであっても、レンズ直前での被写界深度はかなり浅くなり、カメラレンズのAF(オートフォーカス)は、事実上使えません。MRS60ポートII対応の磁石ギア「磁石リング60セット」をレンズに装着し、MF(マニュアルフォーカス)でピント合わせを行って下さい。

レンズ直前でのかなり浅い被写界深度下で、MF(マニュアルフォーカス)にてピント合わせを行うこととなりますので、ピントの合わせ易さの観点から、「X-2」ハウジングのファインダーには、カメラのファインダー像をそのままの大きさで見ることができる「45°ビューファインダー for X-2」、または「ストレートビューファインダー for X-2」いずれかのご使用をお勧めします。