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Z-240やD-2000ストロボ(*1)は、2本の発光管をT型に配置した特殊な反射鏡の構造(*2)を採用。
拡散板を装着しなくても円形配光100°の広照射角を確保しています。
T型ツインフラッシュで被写体へ照射
■ストロボは45度に傾け、カメラは水平配置
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>>>撮影結果
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2個の発光管をT字に配置した「T型ツインフラッシュ」は、上下左右100°の円形配光特性を実現しています。このためストロボの角度をカメラの画角方向に合わせる必要がありません。自由にライティングポジションを設定できるアームシステムの利点を生かし、ワイドレンズの撮影でもストロボの角度を気にせず撮影ができるのです。また、拡散板を装着しないでもワイド撮影ができるため、ストロボの最大パワーを活用できます。
発光管1個タイプで被写体へ照射
■発光管1個のストロボを45°傾け、カメラは水平配置
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>>>撮影結果

発光管1個タイプは発光面が長方形のため、照射パターンも長円になります。そのため、ワイド撮影時は、カメラが横位置の場合はストロボの発光管も横位置に、カメラが縦位置の場合はストロボの発光管も縦位置に合わせないと隅まで光が回らなくなります。いくら自由な角度にセットできるアームシステムでも、カメラの画角方向にストロボの角度を合わせるのは、それなりの手間が必要となります。発光管1個タイプのストロボでも、拡散板を装着すれば、照射パターンを円形に近づけることができますが、同時に減光されてしまうデメリットがあります。
柔らかい影に撮影できる T型ツインフラッシュ
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T型ツインフラッシュは、影を柔らかくする効果もあります。独立した2個の発光管のため発光面が大きくなり、そしてT型に配置した相乗効果により、影が少なくなるだけでなく柔らかくなります。さらに、拡散板を付けると、白飛びが出にくくなります。

従来の反射鏡1個タイプは発光面が小さいため陰が強く出て、またキツイ影になります。
(*1)T型ツインフラッシュを採用しているものは、D-2000以外にZ-330、D-200、Z-240、Z-220F、Z-220、Z-220S、D-180、D-180Sのイノン製ストロボです。
(*2)反射鏡の構造は、米国(No.6,518,714)、および日本(特許第4458602号)において特許取得済みです。
★本ページ内のイラストは分かりやすく説明するための概念図、およびイメージ図のため、実際と異なる部分があります。