ハウジングから漏れる内蔵フラッシュの光が引き起こす、マリンスノー現象やゴースト現象。
イノンのクリアフォトシステムが、画像への影響を解消しました。
クリアフォトシステム
クリアフォトシステムでは、デジタルカメラの内蔵フラッシュ発光部にクリアフォトフィルムを貼り、可視光のフラッシュ光を赤外線に変換します。ハウジングから内蔵フラッシュ光が漏れないため、外部ストロボ光のみの撮影が可能となります。アームを使ってストロボをカメラから離せば、浮遊物の写り込みを軽減し、クリアな水中写真が得られます。もちろん、拡散板やボディに遮光の為の黒いテープ等を貼る必要はありません。
>>>撮影結果
一般的なストロボ接続方法
透明ボディの汎用型ハウジングで、内蔵フラッシュのみを光源として撮影すると、レンズ前の浮遊物に内蔵フラッシュ光が反射して、画像に白い点がたくさん写り込んでしまいます。いわゆるマリンスノー現象というものです。強力な光を発する外部ストロボを追加して、内蔵フラッシュを黒いテープなどで遮光しても、透明なハウジングから内蔵フラッシュ光が漏れていたのでは、マリンスノー現象は解消できません。さらに、ハウジングの構造によっては、透明ハウジングを伝わった内蔵フラッシュ光が、円弧状のゴーストとなって画像に写ることもあります。
>>>撮影結果
<効果1> “マリンスノー”現象[レンズ前浮遊物の写り込み]の緩和
クリアフォトフィルム使用することで、内蔵フラッシュの可視光がカットされ、マリンスノー現象のない、クリアな画像が得られる。
カメラの内蔵フラッシュ光がレンズ前の浮遊物に反射して、白い点が多数写り込んでいる。
<効果2> “ゴースト”現象[内蔵フラッシュ光写り込み]の緩和
クリアフォトフィルム使用する事で、内蔵フラッシュの可視光がカットされる為、内蔵フラッシュ光が写り込む事はなくなりました。
この効果は、各ハウジングごとに異なる、内蔵フラッシュの遮光性能には依存せず、画質向上に有効です。
内蔵フラッシュの遮光が上手くできていない透明ボディのハウジングでは、ハウジングの防水レンズまで光が回り、外付けコンバージョンレンズ内に"ゴースト"現象[画像右上にある、白色弧状の内蔵フラッシュ光の写り込み]が発生してしまいます。
*クリアフォトフィルムは、各カメラに対応する、光ケーブル・キャップセットに付属しています。
*ストロボの発光は、カメラのプレ発光時ではなく、本発光時を示します。
*このシステムは日本おいて特許出願中、およびに米国において特許取得済み[Patent No. 6,704,500]です。
★本ページ内のイラストは、分かりやすく説明するための概念図、およびイメージ図のため、実際と異なる部分があります。